haradaのポケモンブログ

歴代のポケモンを同時に同じ条件でプレイし、その難易度を比較するというプレイ日記を更新しています。レート対戦で結果が出たときは構築記事も書きます。

【ポケポケ】確率を計算して全種類揃えるために必要なパック数を求めてみた!

こんにちは、haradaです。

 

2025年になり、久しぶりにポケモンのブログを書くのですが、最近ポケポケにめっちゃハマってます。

ポケポケをやるにあたって、「あまり課金したくないけど全種類集めたい!」という気持ちが出てきたので、「何パックくらい引けば全部揃うのかな?」ということが気になってきました。



この記事では、

  • ♦1~♦4までのカードを揃えるのに必要なパック数
  • クラウン等も含む全種類を揃えるのに必要なパック数

の計算結果について記載していきます。

 

 

パックにおける前提知識

カード抽選確率

まず最初に、パックから排出されるカードの確率についてまとめておきます。

この確率はポケポケのアプリ内に載っています。

レア度 1~3枚目 4枚目 5枚目
♦1 100% 0.000% 0.000%
♦2 0% 90.000% 60.000%
♦3 0% 5.000% 20.000%
♦4 0% 1.666% 6.664%
0% 2.572% 10.288%
☆☆ 0% 0.500% 2.000%
☆☆☆ 0% 0.222% 0.888%
クラウン 0% 0.040% 0.160%
合計 100% 100% 100%

同じレア度では種類ごとの確率が同じなので、例えば♦2のカードが30種類収録されているパックの場合、特定の♦2のカードを引く確率は

・1~3枚目:0%

・4枚目:3%

・5枚目:2%

となります。

 

また、0.05%という非常に低い確率ですが、通称「ゴッドパック」と呼ばれるものも存在し、5枚とも☆1以上のカードが確定で排出されます。

ゴッドパックの場合はすべての種類のカードが同じ確率で排出されるようになっています。

 

パック開封ポイント

ポケポケには「パック開封ポイント」というものがあり、1パックを引くと5ポイント加算されます。

パック開封ポイントをためることで、特定の欲しいカードと交換することができます。

1度に2500ポイントまで貯めることができます。

レア度 パック開封ポイント
♦1 35
♦2 70
♦3 150
♦4 500
400
☆☆ 1250
☆☆☆ 1500
クラウン 2500

今回の検証ではパック開封ポイントの交換も考慮していきます。

 

検証方法・シミュレーションプログラム内容

今回、全種類のカードを揃えるために必要なパック数を計算するためにPythonでパック抽選のシミュレーションプログラムを作りました。

ここではプログラムの処理内容をざっくり解説していきます。

〇事前準備

  • 前章で解説したレア度ごとの排出確率およびパック開封ポイントを定義
  • 対象パックのレア度ごとの種類数を入力(♦1 50種類、♦2 35種類...)
  • カードの種類ごとに所持フラグ、排出確率、パック開封ポイントを定義

〇パック抽選

  • ゴッドパックかどうか判定
  • ゴッドパックの場合☆1以上から5枚、通常パックの場合♦1から3枚、♦2以上から2枚抽選
  • 排出されたカードの所持フラグを変更する
  • パック開封ポイントを5ポイント加算

〇プログラムの回し方

  • 未所持カードのパック開封ポイントを合計し、1パック引くごとに合計値を更新
  • パック開封ポイントが2500に達した場合は未所持カードで最もレア度が高いカードと交換
  • パック抽選を繰り返し、未所持カードをすべてパック開封ポイントで交換できるようになったらパックをひくのをやめ、それまでに引いたパック数を記録する

〇その他

最強の遺伝子、時空の激闘は複数パックで構成されているので、共通カードやパック抽選の考え方は以下のようにしています。

  • 1種類のパックを集中的に引き続け、全種類揃ったら次のパックを引く
    (ディアルガパックのカードが全種類揃ったらパルキアパックを引く)
  • バージョン共通カードをあらかじめ定義しておき、パック開封ポイントの対象外とし、途中で引けなくても次のパックに移ることが可能(引けたらもちろんカウントする)。最後の種類のパックを引く場合は全種類入手できるまでパックを引き続ける
    (時空の激闘で、ディアルガパックにはディアルガパルキアの両方のクラウンが出現するが、ディアルガパックを引く時点ではクラウンはパック開封ポイントの交換対象外となる。パルキアパックを引く場合にまだクラウンを持っていない場合はパック交換ポイントの対象になる)

必要なパック数

先ほど説明した内容のプログラムを実際に回して、全種類揃うのに必要なパック数を求めます。それぞれの内容について、10万回ずつ処理を行い、グラフと平均値、中央値、最頻値を求めてみました。

今回のプログラムはパック抽選のみなので、ゲットチャレンジやトレードは考慮していません。したがって、次から表示する結果よりは少ないパック数で全種類揃えられると思います。

最強の遺伝子

ミュウツーピカチュウリザードンの3パックで構成されており、ミュウツーピカチュウリザードンの順に引いていきます。

レア度 種類
♦1 50(うち共通25)
♦2 35(うち共通18)
♦3 14
♦4 5
8
☆☆ 10(ミュウツーは9)
☆☆☆ 1
クラウン 3(うち共通3)

ミュウツーも☆2が10種類としてシミュレーションしているので、全種類の場合実際は少し少なくなると思います。

 

①♦1~♦4

平均値:526パック、中央値:522パック、最頻値:510パック

所々グラフが飛びぬけている部分がありますが、これはポイント交換によるものです。最強の遺伝子は500パックくらい引かないと全種類揃わないという結果が出ました。♦3と♦4の確率はだいたい一緒なので、ポイント交換のパターンは色々ありそうです。

 

②全種類

ヒストグラムの階級幅を5にして表示

平均値:1839パック、中央値:1809パック、最頻値:1800パック

だいたい1800パックくらいで全種類揃うようです。ここまで必要だと課金は必須ですよね。ポイント交換ではイマーシブ1枚と☆2を6枚というパターンが最も多いようです。

幻のいる島

ミュウのパックのみで構成されています。

レア度 種類
♦1 32
♦2 23
♦3 8
♦4 5
6
☆☆ 10
☆☆☆ 1
クラウン 1

①♦1~♦4

平均値:120パック、中央値:121パック、最頻値:130パック

130の部分だけ極端に数字が大きく、パックのみでは♦3と♦4が1種類ずつ揃わず、パック交換ポイントで交換という場合が最も多いということが確認できました。

 

②全種類

平均値:455パック、中央値:444パック、最頻値:500パック

平均は450パックくらいですが、500と800に大きい部分があります。いくらパックを引いてもクラウンやイマーシブが当たらない場合はポイントで交換ということになりそうです。

時空の激闘

ディアルガパックとパルキアパックの2パックで構成されており、ディアルガパルキアの順に引いていきます。

レア度 種類
♦1 46(うち共通22)
♦2 34(うち共通17)
♦3 14(うち共通4)
♦4 5
12
☆☆ 12
☆☆☆ 1
クラウン 2(うち共通2)

①♦1~♦4

平均値:378パック、中央値:378パック、最頻値:350パック

だいたい350~400パックくらいで全種類揃えられそうです。最強の遺伝子と同じように♦3と♦4の確率がだいたい一緒なので、ポイントで交換するパターンは様々ということになっています。

 

②全種類

ヒストグラムの階級幅を5にして表示

平均値:1559パック、中央値:1550パック、最頻値:1550パック

☆2の種類が多いので、全種類揃えるのに必要なパック数は多めです。イマーシブ1枚と☆2を5枚をポイントで交換というパターンが最も多くなりそうです。

まとめ

全種類揃えるために必要なパック数をPythonのシミュレーションで求めてみました。

目標とするパック数の目安がわかると課金する場合でも計画が立てられると思います

対戦重視で絵柄を特に気にしないということであれば♦カードでも問題ないので、ほぼ無課金でも揃えられると思います。

また、全種類目指したいという人であれば数十万円くらいの課金は覚悟した方がいいかもしれません。

筆者はプレミアム課金のみですが、この結果をもとに全種類揃えるために課金も検討してみたいと思います。

最後まで読んでいただきありがとうございました!